広島東洋カープの選手が22日、新広島市民球場(南区)グラウンドで初めてノックを受け、芝生や土の状態、打球の転がり具合をチェックした。観客席が近く、開放感な雰囲気を肌で感じ「開幕が待ち遠しい」の声が上がった。
コーチと選手計5人が内外野の青々とした天然芝に足を踏み入れた。東出輝裕内野手は足下の感触を確かめながら、約20球のノックを初捕球。「ワクワクしてきた。今日は真っ白な状態で来て感じたかったけど、すごい球場だと思った」。表情は自然とほころんだ。
選手らは工事音が響く球場を歩き、ロッカーの位置やスタンドの傾斜も確認した。集まった声は完成前の最終整備に生かされる。
【写真説明】工事用のヘルメットをかぶってノックを捕球する東出内野手(撮影・藤井康正)