2008年12月23日(火) 23時00分
<バングラデシュ>ミャンマーから「非合法」難民20万人(毎日新聞)
バングラデシュ南東部には、ミャンマーから逃げ出してきた「ロヒンギャ族」の人々が多数、生活している。だがUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の報告書(07年5月)によると、その中で難民として正式に登録してキャンプで居住するのは約2万6000人でほんの一部という。それ以外に10万〜20万人がキャンプからあふれ、「非合法」の状態で貧困に苦しんでいる。彼らは「ミャンマーに帰ると、また迫害される。早く難民と認めてほしい」と口々に訴えている。
ロヒンギャ族はミャンマー西部ラカイン州に住むイスラム教系の少数民族。軍事政権の弾圧を受け、1991〜92年に25万人以上がバングラデシュに逃げ込んだとされる。【福田隆】
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