2008年12月23日(火) 00時55分
成田空港地域共生委が活動終了 県主導の暫定組織発足へ(産経新聞)
成田空港の建設、運用を第三者の立場から監視してきた「成田空港地域共生委員会」(代表委員=山本雄二郎・高千穂大客員教授)が第7期の今期限りで活動を終える。22日に開催された第64回委員会で決定した。活動終了は国と千葉県、成田国際空港会社、共生委員の4者協議会で17日に了承されていた。
共生委員会は「空港と地域の共生」を掲げた円卓会議での合意事項(22項目)の実施状況を点検するため、国が提案して平成7年1月に発足。7期14年続いてきたが、山本代表委員は「合意事項はほぼ達成できた。(空港と地域の関係は)共生から共存へと状況も変化している」としている。
第7期委員の任期満了となる来年1月9日の第65回委員会をもって終了となるが、委員を委嘱している県の地域振興連絡協議会(会長・堂本暁子知事)が主導して、4月をめどに暫定組織を発足。引き続き「共生の理念」をベースに新たな課題に対応することにしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081223-00000510-san-soci