2008年12月22日(月) 19時10分
非「タスポ」客でコンビニ大幅売り上げ増、スーパー苦戦(読売新聞)
日本チェーンストア協会が22日発表した11月の全国スーパー売上高(既存店ベース)は前年同月比0・6%増の1兆1137億円だった。
4か月ぶりに前年実績を上回ったものの、主因は週末・祝日が前年同月より3日多かったことだ。チェーンストア協会は「消費の基調は依然として悪い」としており、通年で12年連続の前年割れとなる公算が大きい。
分野別では、食料品が円高還元セールの販売促進効果もあり、2・9%増と2か月連続増だったが、衣料品は6・3%減で2年11か月連続の減少、住居関連品は1・8%減で9か月連続の減少と、苦戦が続いている。
一方、日本フランチャイズチェーン協会が同日発表したコンビニエンスストア主要11社の売上高(既存店ベース)は6071億円と7・4%の大幅増で、7か月連続のプラスだった。通年では1999年以来、9年ぶりのプラスとなる見通しだ。
たばこ自動販売機用の成人認証カード「タスポ」導入により、たばこをコンビニで買う人が依然として多いためだ。
11月の来店客数は6・3%増の10億4412万人となり、8か月連続で増加した。08年1〜11月の累計売上高は前年同期比4・3%増となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081222-00000044-yom-bus_all