大分キヤノンなどの減産に伴い、非正社員が段階的に大量解雇されている問題で、社民党や請負会社の労組・日研総業ユニオン大分キヤノン分会などが21日、国東市の同社本社正門前で、雇用維持などを求める抗議集会を開いた。
同党の保坂展人衆院議員や地元選出の県議を含む約100人が参加。保坂議員は「減産を指示しただけという主張は詭弁(きべん)。失業者を支援すべきなのは自治体や住民ではなくキヤノンだ」、雇用契約を解除された同分会長加藤州平さん(34)は「このまま惨めな思いをするのはたくさん。理不尽な扱いを受けたキヤノンと闘い抜く」などと批判。集会終了後、参加者らは大分市の勤労者福祉センターで意見交換を行った。
同党関係者らは22日、大分市でキヤノン本社幹部と会談するほか、加藤さんらが入居している寮の視察などを行う。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20081221-OYT8T00542.htm