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2008年12月22日(月) 11時23分

帝人ファーマ、欧州の在宅医療事業に進出、スペインに合弁nikkei TRENDYnet

 帝人ファーマは2008年12月19日、スペインの製薬大手エステベ社と折半出資で、同国に呼吸器系在宅医療の合弁会社を設立すると発表した。韓国、米国に続く海外展開で、在宅医療事業分野で米国に次ぐ大市場である欧州市場への参入となる。

 新会社は「エステベ・テイジン・ヘルスケアS.L.」(ETH)で、在宅医療事業の欧州展開を統括。スペインでの事業拡大と並行して、欧州主要国への事業拡大戦略の検討と事業展開を行う。正式な発足は来年1月末ごろ。

 ETHは発足と同時に、エステベ傘下の在宅医療機器プロバイダー、オキシメプラスの発行済み株式の51%の譲渡を受ける予定。同社は病院向け酸素ガスや呼吸器系在宅医療サービスを提供しており、ETHとともに欧州で在宅医療事業を展開する。両社は、帝人の持分法適用会社となる。

 帝人ファーマは、国内の在宅医療用酸素濃縮装置でシェアトップ。また、エステベ社はスペイン資本で第2位の製薬企業。エステベ社が在宅医療市場への参入に強い関心を持っていたことから提携が実現した。(文/田中武臣=Infostand)

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