【バグダッド21日共同】
橋本副大臣はアブドルマハディ副大統領とも会談。副大臣は、来年一月三十一日のイラク地方選に、日本が監視団を派遣する用意があることも伝えた。
日本政府要人がイラク入りするのは、今年六月の
約五年間の自衛隊の支援活動が終了し、日本政府による無償資金協力も一段落することで、イラク戦争開戦後の両国関係は節目を迎えている。
副大臣は会談で「長期的、戦略的パートナーシップを強化し、今後もイラクの復興や安心、安全な暮らしづくりに協力する」と述べ、円借款などの開発援助や技術協力を通じて関係強化を図る立場を強調した。
副大臣によると、マリキ首相はイラクの油田開発に日本企業が参入することに強い期待を表明。副大臣は「期待に応えられるよう、官民一体となって取り組みたい」と応じた。
副大臣は、二〇一六年夏季五輪の東京招致についてもイラク側に協力を要請、首相は前向きな姿勢を示したという。