師走を駆ける全国中学校駅伝大会と全国高校駅伝が21日、山口市と京都市であり、中学駅伝女子で地元山口の大和が40分32秒で初優勝した。高校駅伝男子は佐久長聖(長野)が2時間2分18秒の高校最高記録で初優勝し、世羅(広島)が4位に入った。女子は興譲館(岡山)が2位に食い込んだ。
中学駅伝女子の大和は4区の植村友絵選手が区間1位の力走で首位に立ち、アンカー松村朝美選手で逃げ切った。開催地出場の浅江は9位、初出場の八本松(広島)は16位。男子は福岡の河東が56分37秒で初制覇し、地元山口の柳井が初出場で7位入賞。広島の西条は10位だった。
高校駅伝男子の佐久長聖は留学生を擁さず日本人選手だけで初優勝を飾った。4位の世羅は2年ぶりの頂点を逃した。西京(山口)が15位に入った。
女子は豊川(愛知)が1時間7分37秒で初優勝。3年ぶりの2度目の優勝を目指した興譲館は4秒差の2位で、鈴峯(広島)が24位、中村女(山口)が31位、地区代表の世羅(広島)は34位だった。
【写真説明】右手でナンバーワンを示し、初優勝のテープ切る大和のアンカー松村(撮影・藤井康正)