2008年12月21日(日) 20時04分
平成27年度までに「段階的に5%増」 与謝野氏(産経新聞)
与謝野馨経済財政担当相は21日、テレビ朝日の番組に出演し、中期的な税制改革の道筋を示す中期プログラムで示した消費税率引き上げに関連し、税率の引き上げ幅について「少なくとも3・5%だが(平成27年度までに)5%まで段階的にやっていく。23年度にいきなり5%とするのは、経済へのショックが大きいだろう」と述べ、27年度までに現在の5%から段階的に10%に引き上げるべきだとの認識を改めて示した。
また、自民党の中川秀直元幹事長が同日の同じ番組で「景気の谷の後の増税は、景気が二番底に行く」と批判したことに対しては、「(景気の)上昇のピークに近いところで(増税を)やればすぐ下降に入り(下降の)速度は速くなる。昇り局面でやると、緩やかになっても上昇になるから、昇りに入ったところでやるのがベストだ」と反論した。
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