記事登録
2008年12月20日(土) 16時59分

伍代夏子、骨折の痛み忘れて1カ月務めた初舞台夕刊フジ

 1994年に歌手生活10周年を記念した特別公演を行ったのが新宿コマ劇場での初舞台でした。ところが、公演初日に足の指を骨折してしまったんです。薬指の第一関節でした。

 すべての舞台、歌謡ショーも終わって靴を脱いだら、心臓が足の薬指についてるかのごとく、脈打つんです。足袋を脱いだら真紫に腫れていまして、病院で診ていただいたら砕けていたんですね。しばらく歩くことも難しいと言われましたが、精神力で一カ月間無事に舞台を務めることができました。不思議なことにステージに立っている間は足がまったく痛くないんですよ。

 ところが、帰宅した途端、死ぬほど痛い。私たちの神経というのは、どこか一点に集中しているんですね。初舞台ですから、足の痛みなんて忘れるぐらいの緊張感の中で、いい経験をさせていただきました。

 新宿コマ劇場の看板に自分の似顔絵を描いてもらうのが夢でした。また別の形で歌い手が夢を見られる場所が生まれることを心から願っております。

【関連記事】
紅白歌合戦、出場者決まる ポニョ、ミスチルら初出場
温暖化防止コンサートに演歌歌手結集
杉良太郎が感激 「矢立のスギ」前で除幕式
「演歌の殿堂」閉幕秒読み 新宿コマ劇場 老朽化と不採算…再開発へ膨らむ期待
小金沢昇司最新曲「神楽坂」PR大使に熱意

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081220-00000021-ykf-ent