2008年12月20日(土) 16時56分

クリスマスにオーロラはいかが？　東京・夢の島で生中継イベント（産経新聞）

　いよいよクリスマス。アラスカなどで見られるオーロラを生中継で楽しんでもらおうと、東京夢の島マリーナ（東京都江東区）でオーロラ投影イベントが始まった。家族連れやカップルなどが、会場に敷かれたカーペットの上で寝転がるなど、思い思いの体勢で極寒の地の幻想的な夜空を満喫している。

　映像を提供するのは、インターネットなどでオーロラの生中継映像を配信する「Ｌｉｖｅ！オーロラ」プロジェクトの主催者、サイエンスコミュニケーターの古賀祐三さん。アラスカに設置した高感度カメラで、高度１００キロ以上の上空に現れたオーロラを撮影、配信している。

　夢の島でのイベントは、５００インチ相当のスクリーンやドーム形テント、停泊中のクルーザーの３カ所に、生中継映像や過去のオーロラ爆発の様子が映し出される。１９日夜は、緑色の帯状に輝くオーロラと水平線から上ったばかりの月が観測された。古賀さんは「現地にいても肉眼では見えるかどうかのレベルの弱いオーロラでした。天候や太陽の活動に左右され、生中継が確実にできるとは言えないのですが、ホッとしました」と安堵（あんど）する。

　宇宙天気予報によれば、２２〜２４日の間、オーロラを活発化させる高速太陽風が出ると予想されている。このため、アラスカ上空でもオーロラが激しく舞う様子が見られる可能性が高いという。

　２４日までの毎日、午後６〜９時、東京夢の島マリーナで開催。入場料大人１８００円、高校生１０００円、中学生以下７００円。新木場駅から無料送迎バスもある。

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