2008年12月20日(土) 15時43分
大阪のひき逃げ事件受け 遺族ら緊急署名活動(産経新聞)
大阪府で悪質なひき逃げ事件が相次いだことを受け、「飲酒・ひき逃げ事犯に厳罰を求める被害者遺族・関係者全国連絡協議会」のメンバー20人が20日、大阪市北区で緊急の署名活動を行った。メンバーたちは「飲酒ひき逃げは殺人と同じ。絶対に許せないし、風化させたくない」と、厳罰化のための法改正などを訴え、通行人らに協力を呼びかけた。
飲酒ひき逃げ事件の遺族ら約25家族でつくる同会は平成17年に発足。現場から逃げることで飲酒運転の立証を困難にさせる「逃げ得」を許さない法改正などを求め、全国各地で署名活動などを展開してきた。今月17日には、森英介法相に約4万2000人分の署名を提出している。
今年の署名活動は、11月でいったん終了する予定だったが、大阪市北区で10月21日早朝、会社員の鈴木源太郎さん(30)が乗用車に約3キロ、富田林市で11月16日未明には新聞配達中の東川達也さん(16)が軽ワゴン車に約6・6キロ引きずられ、死亡する事件が発生。急きょ、改めて署名活動を行うことを決めた。活動は21日も実施する。
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