2008年12月20日(土) 15時43分
超党派で適材起用 オバマ次期政権、新閣僚出そろう(産経新聞)
【ワシントン=渡辺浩生】オバマ次期米大統領は19日、シカゴで記者会見し、次期運輸長官に共和党のレイ・ラフッド下院議員(共和党)を、米通商代表部(USTR)代表に黒人の元ダラス市長のロン・カーク氏を指名した。このほか労働長官にヒスパニック系のヒルダ・ソリス下院議員(民主党)を、中小企業長官には投資会社代表のカレン・ミルズ氏を起用した。
今回の発表で次期政権の閣僚級人事が出そろったが、オバマ氏は、経済危機など喫緊の課題に対処するため性別や人種、党派にかかわらず適材を起用したことを強調。次期政権で掲げる橋や道路、空港など50年ぶりの大型インフラ投資を指揮する運輸長官に、運輸インフラ委員会に長年所属した共和党のラフッド氏を起用したことについて、「超党派精神の反映」とした。
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