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2008年12月20日(土) 22時08分

阪神大震災追悼 ヒマワリの風鈴づくり進む産経新聞

 阪神大震災の犠牲者を追悼するため、毎年1月17日に神戸市中央区の東遊園地で開かれる「1・17のつどい」で、遺族にヒマワリの風鈴をプレゼントしようと、東京都江戸川区の「篠原風鈴本舗」で500個の風鈴作りが進められている。

 企画したのは、同区のボランティア団体「ひまわりウェーブ」。代表の坂本潤之輔さん(51)は震災遺族らのNPO団体「1・17希望の灯(あか)り」(神戸市兵庫区)と交流があり、「被災地に元気を届けよう」と同本舗に製作を依頼した。

 同本舗では、11月から製作をスタート。現在は風鈴一つひとつに、鮮やかな黄色いヒマワリの絵を描く作業が進んでいる。“看板娘”で、家業を手伝う久奈さん(24)は「絵柄も音色も一つひとつ違うのが手作りの味」と話す。

 風鈴は今月中に完成し、17日の会場に設置される「交流テント」で遺族らに配られる。またテントでは無地の風鈴100個に、自由に絵付けを楽しんでもらうコーナーも設ける。坂本さんは「東京も震災を忘れない、という思いを届けたい」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081220-00000590-san-l13