20日午後4時45分ごろ、沖縄県大宜味村田港の畑に「穴を埋め戻したような不審な跡がある」と畑の所有者(76)から通報を受けた名護署員が畑を掘り返し、黒いポリ袋に入った成人男性の遺体を発見した。遺体に暴行を受けたあとがあることから、沖縄県警は殺人・死体遺棄事件として名護署に捜査本部を設置した。
県警によると、男性は20—50代とみられ、ビニールでぐるぐる巻きにされた上でポリ袋に入れられていた。穴を埋め戻したような跡は約5メートル間隔で二つあり、うち一つに遺体が埋められていた。顔などに暴行のあとがあり、ポリ袋や周囲の地面には血痕があった。
畑の所有者の妻(69)によると、約2週間前に所有者が穴の跡を見つけ、19日には畑の周囲のやぶに捨てられたスーツケースやスコップを発見。不審に思い20日午前、駐在所に届けたという。
現場は沖縄本島北部の山あい。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081220-OHT1T00280.htm