ロンドンのジョンソン市長は19日、ロンドン名物「赤い2階建てバス」の2種類の新デザイン案を発表した。企業のほか子供を含む一般市民から寄せられたアイデアの中から、英高級車ブランド「アストン・マーチン」など2社の案が採用された。
両案はバス製造会社に送られてデザインが最終決定される。新バスは2011年に導入予定。
両案とも「ルートマスター」の名で親しまれた旧型モデルの丸みを帯びた車体を踏襲。アストン社の案は車体に太陽電池パネルを取り付け、環境に配慮。別の社の案はルートマスター同様、後部乗降口にドアがなく車掌が乗るタイプ。車いすのまま乗れるよう、乗降口にスロープを設置した。
ルートマスターは古めかしいデザインが愛されたが、2階建ての新型ワンマンバスに押され、05年に事実上引退。今年5月の市長選で当選したジョンソン氏がルートマスター“復活”を公約し、7月からデザインを公募。約700の案が寄せられた。(共同)
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