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2008年12月20日(土) 06時02分

筑紫さんお別れの会に福田前首相、草ナギら参列スポーツ報知

祭壇に飾られた筑紫さんのパネル写真

 肺がんのため11月7日に死去したジャーナリスト、筑紫哲也さん(享年73歳)のお別れの会が19日、都内のホテルで行われた。

 芸能界や政界などから関係者1155人、一般1429人の計2584人が参列。SMAPの草ナギ剛(34)は、筑紫さんが司会を務める番組で03年に韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)、今年も李明博(イ・ミョンバク)両大統領と対談しており、「筑紫さんに『楽しんで韓国との懸け橋になって』と背中を押してもらった」と、振り返った。

 福田康夫前首相(72)は「厳しい指摘はなく、心温まるいい指摘をもらった。彼が私の兄貴分だった」とコメント。元サッカー日本代表の中田英寿さん(31)は、筑紫さんがメーンキャスターとして活躍したTBS系「NEWS23」に出演したことがあり「リズムがあり、人に聞かせる間の取り方をする話し方が印象的でした」と故人をしのんだ。

 同番組で9年間共演した草野満代キャスター(41)は「6月にお会いしたときはお元気でした。いただいた色紙に『あうん』と書いてあって、それを見るたびに…。人生そのものが『多事争論』な方でした」と涙ぐんだ。

 筑紫さんの妻・房子さん「皆様のお力や励ましで筑紫はいつも楽しく、幸せな人生を生きてきたと思います。にぎやかなことが好きだった筑紫だけに今日の『お別れの会』もきっと喜んでもらえたと思います」

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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081220-OHT1T00086.htm