記者会見中のブッシュ米大統領に靴を投げ拘束されたイラクのテレビ局のムンタゼル・ザイディ記者(29)について、捜査判事は顔や目の周りに殴られたような跡があると述べた。19日、AP通信が報じた。会見場から引きずり出された際に、イラク治安当局に暴行を受けた可能性があり、同記者の兄は同記者が暴行されたと訴えている。判事は同記者がマリキ首相に謝罪の手紙を送ったことも確認したという。靴は爆発物の確認のため、すでに捜査当局が破壊している。
世界中で波紋を呼んだ“靴投げ事件”の主人公には、こんなラブコールも。ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ナブルスの有力族長(75)が一族から適齢期の女性を持参金付きで嫁入りさせる用意があると述べた。また、イラク当局に拘束されている同記者の弁護費用として、500人いる一族で3万ドル(270万円)集めたという。一般に、アラブの保守的地域では結婚相手を、親や長老が決めることが珍しくない。同記者は独身というが、エジプト人からも結婚の申し出があるという。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081220-OHT1T00085.htm