2008年12月20日(土) 17時37分
中国…ネット炎上の本音(産経新聞)
日本で活躍する中国出身のアイドルが雑誌のグラビア写真をめぐって、中国の「網民(ワンミン)」(若者を中心としたインターネットユーザー)から大バッシングを受けているというニュースを取材しました。
水着で日中両国の国旗に横たわるカットが、特に中国国旗が尻に敷かれる格好になったため、「国辱だ」というのです。
撮影者側は「日中友好をテーマにしただけなのに…」と戸惑いを隠せません。
彼女だけでなく、網民たちは愛国心を持ち出して四川大地震で寄付が少なかった著名人らさまざまな人々を攻撃の標的にし、ネット上に個人情報をさらすなど単なるバッシングではすまない状況になっています。
震災では、惨状をネットを通じて世界に発信し、ボランティアとして手弁当で現場に駆け付けた同じ若者が、こうも陰湿になれるのかとの疑問も浮かびます。
ただ、今回の騒動について網民に詳しい中国在住の日本人ライターは「実はアイドル写真が大好きな裏返し」とみています。
開放されたといっても中国では水着写真の規制は多く、網民はこぞって日本のアイドル画像を検索するといいます。
「いかがなものか」と拳を振り上げながらも、腹の底では見たくて仕方がない…。網民らの本音が透けてみえるのです。(桜)
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