2008年12月19日(金) 17時21分
黒岩元会長ら詐欺認める=エビ養殖投資−東京地裁(時事通信)
投資会社「ワールドオーシャンファーム」(破産)によるエビ養殖詐欺事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)罪に問われた元会長黒岩勇被告(59)と元幹部6人の初公判が19日、東京地裁(戸倉三郎裁判長)であり、7人は全員、起訴事実を認めた。
検察側は冒頭陳述で、ワールド社は黒岩被告を頂点に詐欺を繰り返したと指摘。フィリピンで賃借した養殖池は見せ掛けで、総額848億円以上を集め、約14億1000万円が黒岩被告に渡ったとした。
起訴状によると、黒岩被告らは2006年から翌年にかけ、「フィリピンでのエビ養殖事業に出資すれば1年で倍になる」などと偽り、投資家から計約2億5000万円を詐取した。
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