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2008年12月19日(金) 22時40分

上田哲氏が死去…護憲派の元社会党議員スポーツ報知

死去した元社会党衆院議員の上田哲氏

 護憲を掲げて活動した元社会党衆院議員の上田哲(うえだ・てつ)氏が17日午後7時23分、肺炎のため東京都文京区の順天堂医院で死去した。80歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者のみで行い、後日「お別れの会」を開く予定。喪主は長女山口久美子(やまぐち・くみこ)さん。

 京大法学部卒。NHK記者、日本放送労働組合委員長を経て、1968年の参院選全国区で社会党から初当選、二期務めた。79年に衆院に転じ、旧東京2区で5期連続当選。ロッキード事件や防衛問題などをめぐり政府を鋭く追及した。

 93年の衆院選で落選後、小選挙区比例代表並立制を受け入れた社会党の対応を「歴史的な誤り」と批判し離党。「護憲新党あかつき」を結成し、自ら委員長に就いた。95年の東京都知事選に無所属で立候補したが、落選。その後も国政選挙に挑戦し、革新勢力の結集を訴えた。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081219-OHT1T00265.htm