三重県は19日、好意を寄せている女性職員あてのメールを自分のパソコンにも届くよう設定し、約3年間にわたって盗み見を続けたなどとして、政策部土地・資源室の課長補佐級の男性職員(47)を停職1か月の懲戒処分にした。県の調査に「相手の行動や休暇予定を知りたかった」と話したという。
県によると、男性職員は2005年10月、県から貸与された自分のパソコンから女性職員のパスワードなどでサーバーに接続。女性あてのメールが自分にも届くように設定した。また06年4月ごろ、女性のパソコン画面やキー操作を記録するソフトを勝手に組み込み、自分のパソコンで内容を受信していた。
今年7月、メールの調子が悪いため女性が県にサーバーの調査を依頼し発覚した。県の告発を受け、県警は9月に不正アクセス禁止法違反容疑で男性職員を書類送検。10月、津簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081219-OHT1T00253.htm