19日の東京外国為替市場の円相場は反落し、1ドル=88円台後半で取引された。日銀が金融政策決定会合で、追加利下げなど一段の金融緩和策の採用を決めたが、市場では材料出尽くし感が広がり、円は夕方になって買い戻され、下げ幅を縮小した。
午後5時現在は、前日比1円01銭円安ドル高の1ドル=88円92—94銭。ユーロは14銭円安ユーロ高の1ユーロ=126円89—93銭。
午前は日銀の金融政策決定会合を控え、利下げや据え置きの観測が交錯し、もみ合った。午後に入って、日銀が追加利下げを決めると、いったん円が売られたものの、再び買い戻された。
機関投資家は「日銀が手を打ち尽くした感がある。米経済の先行きに不透明感が続いているため、円が強い地合いは続く」と分析していた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081219-OHT1T00249.htm