雪のシーズンを前に羽田空港で19日未明、滑走路の除雪訓練が行われた。
航空機の離着陸が終了した午前0時40分に開始。路面の雪をかき出す「スノースイーパー」や、集めた雪を吹き飛ばす「ロータリー」など、国土交通省東京空港事務所が保有する除雪車計12台が隊列を組み、滑走路や誘導路を進む手順を確認した。
積雪の影響は滑走路だけではない。航空機の翼に積もると重みで飛べなくなるため、航空会社も薬剤を混ぜた湯で雪を溶かす機体除雪車をそれぞれ準備。日航は羽田に16台あるが、このうち小型の4台を今月までに大型の最新式に更新し、全日空は8月から延べ600人を除雪訓練にあててきたという。
発着数が多い同空港は積雪量が少なくても影響が大きく、7年ぶりに積もった今年2月3日は羽田発着便を中心に143便が欠航した。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081219-OHT1T00179.htm