自己破産申請したJA石西厚生連合会(島根県津和野町)が指定管理者として運営する津和野共存病院(同)が来月下旬にも一部病棟を休止することが18日、分かった。津和野町は「看護師不足による一時的な措置。同厚生連の破産申請とは直接関係ない」としている。
同病院には49床の療養型病棟と50床の一般病棟がある。町によると、2つの病棟は計30人の看護師が担当しているが、来月から1人が産休に入るため、夜勤ローテーションが維持できなくなったと休止の理由を説明している。
病院側の計画では、来月22日をめどに療養型病棟に入院している33人を一般病棟や同厚生連が運営する老人保健施設せせらぎに移ってもらう。それ以降は、新たな看護師が確保できるまで療養型病棟を休止する。