2008年12月19日(金) 19時51分
政府案「十分」、野党案は「拙速」=パネルで雇用対策PR−河村官房長官(時事通信)
河村建夫官房長官は19日午後の記者会見で、冒頭10分間にわたり政府の景気・雇用対策をパネルを使って説明した。2008年度第2次補正予算案の提出を先送りしたことで、野党側が、雇用対策に消極的との批判を強めていることを考慮。対策の中身を分かりやすく訴えて、国民の理解を得る狙いがある。
河村長官は、麻生内閣が打ち出した景気・雇用対策は財政出動を伴う措置が12兆円、信用保証枠の拡大なども含めると75兆円に上るとし、「財政措置は国内総生産(GDP)比2%を超える金額で、米国や英国の1%台と比較しても十分対応できている」とアピールした。
一方、同日参院を通過した野党の雇用対策関連4法案に関しては「予算の裏付けを要するもの、内容に疑問があるものなどがある。この時期にああいう形で上がって(通過して)きたのは、いかにも拙速という感じだ」と切り捨てた。
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