2008年12月18日(木) 22時32分
ビックカメラ立川店、店頭デジカメプリント機がウイルス感染(Impress Watch)
東京・立川にある家電量販店「ビックカメラ立川店」で、店頭に設置していたデジカメプリント注文機1台がウイルスに感染していたことがわかった。ビックカメラでは同じ注文機を26店舗で導入しているが、他の店舗では感染は確認されていないという。
ウイルスに感染した注文機は、富士フイルムのデジカメプリント注文ソフト「オーダーキャッチャー」を搭載していたPC。ビックカメラが外部からの指摘を受けて調査したところ、12月10日に感染が判明、同日中にウイルスを駆除したとしている。
注文機の保守・管理を行っている富士フイルムによれば、感染したウイルスは「WORM_VB.CII」(トレンドマイクロによる呼称)。自身をUSBメモリやメモリカードなどのリムーバブルメディアにコピーすることで感染を広げる。
富士フイルムでは、利用者が店頭に持参したメモリカードを経由して感染した可能性が高いとコメント。注文機はセキュリティソフトを導入してウイルス定義ファイルも更新していたというが、「今回のウイルスは検知できなかった」という。
ビックカメラでは、注文履歴の情報を確認した上で、ウイルス感染の可能性がある利用者に順次連絡し、対応方法などを伝える。「利用者からの被害報告は寄せられていない」というが、安全が確認されるまで、他の店舗に設置した同じタイプの注文機の稼働を停止するとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081218-00000058-imp-sci