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2008年12月18日(木) 17時27分

国民新党10人に勢力拡大 参院の森田氏が入党産経新聞

 国民新党は17日に無所属の森田高参院議員が入党し、衆参両院5人ずつの計10人に勢力を拡大した。民主党が参院で単独過半数を占めていない中、国民新党は先に社民党との政策協議会も立ち上げている。綿貫民輔代表は「5人でスタートしたが倍増した。国会対策、政策遂行で偏(かたよ)ることなく正道を歩む」と意気軒高で、同党は野党内でのキャスチングボートを握ることで民主党を牽制(けんせい)していく路線を強めつつある。

 森田氏は昨夏の参院選富山選挙区で民主、社民、国民新の野党3党の推薦を受け無所属で立候補した。関係者によると、民主党の小沢一郎代表はその際、富山県が地元の綿貫氏に全面支援を要請し、当選後の森田氏の国民新党入りを容認したという。森田氏は初当選後、小沢氏の求めに応じて民主党会派に所属したが、「国民新党に入って次期衆院選で綿貫氏を支援したい」と判断した。綿貫氏は今月上旬、小沢氏に「これまでの経緯があるので森田氏はもらう」と伝え、森田氏の党籍問題が決着した。

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