コンビニエンスストアで現金を奪おうとしたとして、大阪府警和泉署は16日、同府和泉市富秋町、無職前田英司容疑者(35)を強盗未遂の疑いで逮捕した。
前田容疑者は派遣社員だったが先月上旬に契約解除となり、飲食にも困窮。2日間、水だけを飲んで生活し、所持金は9円だけだったという。
発表では、前田容疑者は15日午前3時15分頃、同府泉大津市尾井千原町の「サークルK尾井千原店」で、女性店員(35)に包丁を見せ、「金を出せ」と脅した疑い。店員が非常ベルを鳴らしたため、何も取らずに逃げていた。その後16日未明、近くの交番に自首した。
同署によると、前田容疑者は一人暮らし。派遣社員として働いていた運送会社などを契約解除になり、数社の採用試験を受けたが就職できなかった。賃貸住宅の家賃(月約4万円)を3か月分滞納し、14日に督促状が届いたため、犯行を決意したという。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20081217-OYT1T00134.htm