岩国市の愛宕山地域開発事業跡地の米軍住宅化反対をアピールするのぼり200本を、地元住民らが跡地周辺の住宅街や道路沿いに一斉に立てた。
のぼりは高さ1.5メートル、幅約0.5メートル。黄色地に「愛宕山に米軍住宅はいりません」と黒字で書かれ、泣いて嫌がる子どものイラストを添えてある。
住民団体などでつくる「愛宕山を守る市民連絡協議会」が、PRステッカー5000枚を売った収益で300本を作製。今月下旬までに残り100本も立てる。
12日は、メンバー約40人が跡地を望む愛宕神社前でシュプレヒコールを挙げた。隣接の団地では住民15人が、玄関先にくくり付けていった。
14日からは街頭署名活動も始めた。連絡協の岡村寛世話人代表は「米軍住宅反対の意思を広く市民などに訴えたい」としている。
【写真説明】愛宕山地域開発事業跡地そばの住宅にのぼりを立てるメンバー