14日午前8時45分ごろ、栃木県藤岡町大前の民家から男性(40)が「3歳の女の子の意識がなく、呼吸をしていない」と119番した。
藤岡署員らが、1階の布団の中で死亡している男性の次女(3)と、納屋で首をつって死亡している妻(40)を発見した。遺書のようなものがあったことから、同署は無理心中とみて調べている。
妻は日ごろから次女の将来を悲観するようなことを言っていたという。
調べによると、民家は妻の実家で、男性は佐野市の自宅で妻と長女(7)、次女の4人暮らし。妻が13日夜に長女と次女と一緒に実家に戻っていたが、夜中に長女だけを自宅に連れて帰った。
夫は長女だけが帰っていることを不思議に思い、14日午前6時ごろ、妻の実家を訪れたところ、死亡している次女を発見した。