13日午前10時55分ごろ、JR山陽新幹線の東広島—広島間を走行中の東京発博多行き「のぞみ5号」の運転台の窓ガラスに2本のひびが入ったのを運転士が発見し、新幹線運行を管理する東京指令所に連絡。広島駅で運転を打ち切った。
広島市東区のJR西日本博多総合車両所広島支所で点検。ひびはそれぞれ約30センチで、厚さ約2センチずつの運転台の二重ガラスの内側だけに入っていた。ひびに気付いたのは約13キロの安芸トンネル(広島県黒瀬町・海田町)を抜けた直後で、東京指令所は「内側だけにひびが入るのは非常にまれ。慎重に調査する」としている。
のぞみ5号の乗客は広島駅で後続の列車に乗り換え、上下7本が最大10分遅れて約3900人に影響が出た。
【写真説明】「ハ」の字のようなひびが入った運転台ガラス=13日午後2時50分、広島市東区の博多総合車両所広島支所(撮影・坂田一浩)