2008年12月14日(日) 15時01分
日銀の12月短観、15日発表=景気悪化で6年ぶり低水準か(時事通信)
日銀は15日、12月の企業短期経済観測調査(短観)を発表する。金融危機を受けた世界経済の急激な悪化や円高の影響で、輸出関連産業を中心に減産、人員削減が相次ぎ表面化。大企業製造業の業況判断指数(DI)はIT(情報技術)バブル崩壊後の2002年以来、6年ぶりの低水準になると見込まれている。景気悪化を裏付ける内容となるのは確実で、日銀の政策判断にも影響を与えそうだ。
DIは景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いた指数。
民間シンクタンクなどの予想によると、大企業製造業のDIは前回調査のマイナス3から大幅に悪化し、マイナス22前後になるとみられる。悪化幅が20ポイント以上になれば、石油危機の影響で不況に陥った1975年2月調査(21ポイントの下落)以来の大きさとなる。
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