中部電力が静岡県御前崎市の浜岡原発で、長期間運転を停止している1、2号機を廃炉にし、替わりに6号機を新設する計画を検討していることが十三日分かった。
付着した放射性物質の除去や解体、撤去といった廃炉措置は二〇三五年ごろまでに終える一方、代替機は二〇一八年以降の運転開始を目指すとみられる。
廃炉と新設に踏み切るのは、1、2号機の運転を再開するには大型部品の交換や耐震工事に多額の費用がかかり、かえって高くつくためだ。
6号機の出力は1、2号機の合計と同等の百四十万キロワット程度にするとみられ、浜岡原発全体の発電規模は維持する。