2008年12月13日(土) 00時17分
刑務官が受刑者に便宜か 大阪(産経新聞)
大阪刑務所(堺市)の複数の刑務官が、服役中の暴力団関係者に便宜を図った見返りに、金品を受け取っていた疑いがあることが12日、分かった。大阪矯正管区などが調査しており、事実が判明次第、処分する方針。
関係者によると、刑務官が外部の暴力団関係者と受刑者との連絡を取る、いわゆる「ハト行為」をした見返りに、受刑者から金品を受け取ったという内部告発があった。また、受刑者が「要求を聞かないと金品の接受を外部にばらす」と、刑務官を脅したという情報も含まれているという。
大阪刑務所は「不適切処遇については今年の夏ごろから調査しているが、調査中の事案なのでコメントは差し控えたい」としている。
大阪刑務所では昨年6月、刑務官が受刑者に処遇で便宜を図る見返りに、現金30万円を受け取った収賄容疑で大阪地検に逮捕、起訴された。
今月には、警視庁玉川署留置係の巡査長が、勾留(こうりゅう)中の男に携帯電話を貸すなどの便宜を図り、逆に男から「ばれたらクビだ」などと脅され、現金500万円を渡していたことが判明したばかり。
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