トヨタ自動車が、二〇〇九年三月期連結決算の業績予想を再度下方修正し、下期(〇八年十月—〇九年三月)ベースでの営業損益が赤字になる見通しとなったことが十三日明らかになった。赤字幅は一千億円規模となる公算が大きい。
販売台数の低迷と円高がこれまでの想定を超えるペースで進んでいるため。
十一月の中間決算発表時に、通期の連結営業利益予想を一兆円引き下げ六千億円としていたが、異例の再下方修正を迫られることとなった。通期での営業黒字見通しも大幅に減少し、〇八年三月期と比べて八割程度の減益となる方向。
トヨタは「トヨタショック」と言われた中間決算の際、下期の為替レートを一ドル=一〇〇円と想定したが、その後の円高加速が大きく響く。