JR旅客六社は十二日、年末年始(二十六日—来年一月四日)の新幹線と在来線特急の指定席予約状況を発表した。帰省のピークは三十日、Uターンは一月三、四日の見込み。
予約可能な座席八百六十五万席のうち、三百二十四万席が予約で埋まり、前年同期比で4%の増加。各社は「長い休みが取りやすいことなどが原因」と分析している。
東海道・山陽新幹線の「のぞみ」「ひかり」は下りが三十、三十一日の午前中に満席が多く、上りは一月四日午後がほぼ満席。
東北、秋田、山形、上越各新幹線の下りは三十日に空席が少なく、上りは一月三、四日にほぼ満席の列車がある。長野新幹線はまだ余裕がある。
一方、海外旅行客の減少で成田空港と都心を結ぶ「成田エクスプレス」は予約数が9%減少。
引退が近いとされる寝台特急「はやぶさ・富士」は二十六、二十八両日の上りと一月四日の下り以外はほぼ満席で、30%増以上の人気という。