2008年12月13日(土) 20時46分
日中韓首脳共同会見要旨 地域協力強化で一致(産経新聞)
麻生太郎首相「3カ国の首脳が定期的に集い、協力を強化することは、アジア、世界の安定と繁栄に大きく資する画期的な進展だ。国際金融市場安定のため、地域協力を強化することで一致した。防災体制の強化のため3カ国の閣僚級会議を来年から始める。大気や海洋汚染などの地域共通の問題についても協力を推進する。中国で開催する次回会合の成功に向けて中韓両国の首脳と緊密に協力していきたい」
温家宝首相「今回の会議は非常に効果が上がり、多くの結果を得た。3カ国が単独で首脳会議を開催することは、3カ国の協力が新しい段階に入ったといえる。中国は長い目で日本と韓国との友好協力関係を発展させることを重要視している。平等に付き合い、同じところを認め、異なるところも理解する原則で、仲良く付き合っていけば、必ず友好関係をさらに高いレベルへと発展させることができる」
李明博大統領「北東アジアの平和だけでなく金融危機の問題まで、われわれが心を合わせて努力することで、世界全体の経済の発展に与える影響は非常に大きい。この点で大変歴史的に意味のある会談だった。6カ国協議を通じて北朝鮮の核問題について協力が必要という点でも同意した。今回、協力関係を築き上げたのは非常に歴史的だと考えている」
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