2008年12月13日(土) 19時36分
着床前診断、低い成功率=出生児3人−日産婦まとめ(時事通信)
体外受精卵を子宮に戻す前に遺伝子疾患の有無などを調べる着床前診断で、これまでに生まれた子は3人だけであることが、日本産科婦人科学会のまとめで分かった。このほか妊娠中の胎児が6人いるという。13日開かれた理事会後の会見で明らかにした。
着床前診断は倫理的問題もあり、同学会は重い遺伝子疾患に限定し、個別審査の上で認めている。2004年7月に初の症例が承認された。
これまでに9施設から107件の申請があり、73件を承認。今年3月現在のまとめでは、診断が実施されたのは44件で、問題のなかった胚(はい=受精卵)計64個が子宮に移植された。
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