国内最大のツルの越冬地、鹿児島県の出水平野に今年も一万羽以上のツルが飛来したことが地元の中学生やボランティアらによる羽数調査で十三日分かった。「万羽ヅル」となるのは十二年連続。ナベヅルやマナヅルなど計一万二千二十八羽が確認され、絶滅の恐れがあるソデグロヅルも五年ぶりに一羽見つかった。
同県出水市のツル博物館によると、確認されたのはナベヅル一万三百八十三羽、マナヅル千六百三十二羽など。出水市のねぐらから飛び立つツルを、地元の中学生らが朝六時半ごろから数えた。
出水平野のツルは、国の特別天然記念物に指定されている。今年は九月二十八日にシベリア地方から第一陣のツルが飛来。来年二月ごろから、シベリア方面に戻るという。
【写真説明】絶滅の恐れがあるソデグロヅル。鹿児島県の出水平野で5年ぶりに見つかった=3日