広島市東区牛田新町の国宝・不動院金堂の1年のほこりを落とす恒例の「すす払い」が13日あった。地元の子どもや学生らが「来年もよい年に」との願いを込めた。
広島東ロータリークラブの呼びかけで、近くの牛田新町小、牛田小、牛田中の児童・生徒と保護者、比治山大の学生ら約300人が境内に集合。先端にササを取り付けた高さ3メートルほどの竹ざおを使い、市内唯一の国宝建造物である金堂の軒下や壁を丁寧に掃除した。本尊で重要文化財の薬師如来座像の台座もぞうきんで磨いた。
【写真説明】国宝の金堂のひさしを竹ざおで清める子どもたち=13日午前10時15分、広島市東区(撮影・坂田一浩)