米カリフォルニア州サンディエゴであった米軍のFA18戦闘攻撃機の墜落事故を受け、岩国市と山口県は12日、同型機が所属する米海兵隊岩国基地と、中国四国防衛局岩国防衛事務所に航空機の安全対策の徹底などを口頭で要請した。
市基地対策担当部長と県岩国県民局次長が基地を訪問。事故原因の早期究明と公表▽航空機の点検整備などの徹底—を求めた。基地報道部のジョン・コーデロ部長代理は「事故は調査中。海兵隊は常に最高の安全基準を求め、万全の措置を取っている」などと答えたという。
2人は続いて岩国防衛事務所で上手正幸所長に、国から米軍へ同様の要請をするよう申し入れた。
基地では事故後も、三十数機のFA18を通常通り運用している。