正月の縁起物「破魔矢」の仕上げ作業が12日、名古屋市熱田区の熱田神宮であった。かっぽう着姿の敬神婦人会の女性70人が来年のえとの丑(うし)の絵馬と矢を結び付け、それをみこさんが集めると山はみるみる膨らんでいった。
戦後は生活への不安から破魔矢を求める人が殺到して三が日を待たずになくなってしまい、急きょ追加したことも。今年は未曾有の不況。例年通り13万本を用意するが追加の準備も怠らない。
大みそかの夕方から1本1200円(大破魔矢は2500円)で授与所に並べる。三が日の人出は今年と同じ235万人を見込んでいる。
(中日新聞)