不況による事業縮小などを理由にした解雇は不当として、半導体製造装置会社「メイコー」(山梨県甲斐市)と子会社「メイコーエンジニアリング」(同)の元社員5人が12日、地位保全などを求める仮処分を甲府地裁に申し立てた。
申立書によると、2社は11月11日、操業の維持が困難になったことや、勤務成績不良などを理由に解雇予告を通知。5人は労働組合を結成し撤回を求めて交渉したが、12月10日に解雇された。
5人は「何の説明もなく突然解雇を告げられた。人員整理の必要性は明らかではなく、会社は解雇回避の努力を一切していない」と訴えている。