記事登録
2008年12月12日(金) 10時55分

両親がシンドラー社などを提訴 港区のエレベーター事故東京新聞

 東京都港区のマンションで2006年6月、都立高校2年の市川大輔さん=当時(16)=がエレベーターに挟まれ死亡した事故で、市川さんの両親が12日、製造元のシンドラーエレベータ(江東区)や保守会社などに計2億5000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

 訴状によると、シンドラー社は保守会社などに安全確保のための情報提供を怠り、保守会社は安全管理のための保守管理義務を怠るなどした結果、事故が起きた。

 事故は06年6月3日夜、港区住宅公社のマンション「シティハイツ竹芝」12階で発生。扉が開いたままエレベーターのかご部分が上昇し、降りようとしていた市川さんはエレベーターの床と外枠の間に挟まれ死亡した。

 警視庁は、業務上過失致死容疑で捜査を続けている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008121201000274.html