2008年12月12日(金) 20時07分
中川元幹事長、首相の「幕僚」根回し不足を批判 (産経新聞)
自民党の中川秀直元幹事長は12日、民放ラジオ番組で、平成21年度与党税制改正大綱に消費税率引き上げ時期が明記されず、麻生太郎首相の指示が反映されなかったことについて「政策のラインの責任者が首相の指示を無視するのは、後ろから鉄砲を撃つようなものだ。首相の幕僚は、首相指示から絶対にぶれさせないような根回しが必要なのに欠けている。閣僚や党執行部は首相の権威を守らなければならない」と批判した。
また中川氏は麻生首相が「11月総選挙」を先送りしたことに触れ、「(臨時国会)冒頭で解散すべきだった。戦略変更したからリーダーシップに制約を受けている」と語り、衆院選の洗礼で民意を得なかったことが求心力低下を招いたとの見方を示した。
【関連記事】
・
中川元幹事長の孤立化画策? 勉強会に町村派“包囲網”
・
「後ろから鉄砲玉撃つな」 “反麻生”の動き叱責 自民派閥総会
・
たばこ増税、見送りへ 固執した首相の求心力低下
・
内閣支持率急落…郵政民営化の集いに小泉氏現る 自民迷走に公明イライラ
・
中川氏「政界大再編あり得る」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081212-00000588-san-pol