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2008年12月12日(金) 16時10分

口封じなどで3人殺害 組長に2審も死刑産経新聞

 交通事故を装った保険金詐欺事件の共犯者を口封じするために射殺するなど、3件の殺人事件に関与したとして、殺人罪などに問われた指定暴力団山口組系組長、高見沢勤被告(53)の控訴審判決公判が12日、東京高裁で開かれた。安広文夫裁判長は死刑を言い渡した1審前橋地裁判決を支持、弁護側の控訴を棄却した。弁護側は即日上告した。

 高見沢被告は「実行犯との共謀はなかった」などと主張していたが、安広裁判長は、高見沢被告の指示があったとする実行犯の証言などから、「共謀はあった」と認定。「死刑を是認せざるを得ない」とした。

 判決によると、高見沢被告は配下の組員と共謀。平成13〜17年、群馬県松井田町(現安中市)内などで、保険金詐欺事件の共犯者である土木作業員や指定暴力団稲川会系組長ら計3人を射殺するなどした。

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