2008年12月12日(金) 17時01分
道仁会:移転問題 ガンバローと気勢 住民説明会に500人−−鳥栖・旭地区 /佐賀(毎日新聞)
◇「暴追」へ決意新た
指定暴力団道仁会(本部・福岡県久留米市)が、隣接するみやき町に関連施設移転の動きをみせている問題で、施設に近い鳥栖市旭地区の住民説明会が11日、同市立旭小で開かれた。住民は暴力団追放に向けて「ガンバロー」と気勢を上げた。
同地区の区長会が主催し、約500人が参加した。
橋本康志市長は「7日の決起集会で暴力団排除の強い姿勢を示すことができた。毅然(きぜん)とした態度をとることが大切だ」と強調。
鳥栖署の乙成博樹署長はあいさつなどで「道仁会の動きは沈静化しつつある」との認識を示しつつも「絶対に施設に道仁会が入らないという担保ができるまで警戒は解かない」と問題が完全に決着するまでは手を緩めない方針を強調した。
会合では、市や県警組織犯罪対策課、民事介入暴力対策に携わる弁護士が、県内の暴力団情勢やこれまでの経緯を説明した。
住民からは「建物に通じる市道は閉鎖できないか」「施設周辺の警戒はいつまで続けるのか」など不安を訴える声が出された。
12月12日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081212-00000239-mailo-l41