青森市金沢のアパートで5日、出産後間もない女児の遺体が見つかった事件で、青森署は11日、同じアパートから新たに性別不明の乳児2人の遺体を見つけた。損傷が激しく、死後数年たっているとみられる。
2006年に女児を出産後、遺体を遺棄したとして死体遺棄容疑で逮捕された無職能登谷純代容疑者(39)は、この2人についても遺棄したことを大筋で認めているという。同署は殺人容疑も視野に調べるとともに、12日に2人を司法解剖して死因特定を急ぐ。
青森署によると、アパートを現場検証していた捜査員が11日午後1時45分ごろ、押し入れでビニール袋に入れられた乳児を発見。能登谷容疑者を追及したところ、もう1人の存在をほのめかしたため、供述に基づいて玄関前の通路に置かれた段ボールから2人目を見つけた。