浜松市東区の空き地で11日、少年とみられる男性の遺体が見つかった事件で、静岡県警の調べで同日、遺体は同市中区上島2丁目、職業不詳吉原大貴さん(17)と判明した。吉原さんの頭には鈍器で殴られたようなあとがあり、県警は殺人、死体遺棄事件と断定、浜松東署に捜査本部を設置した。12日に司法解剖して死因を調べる。
捜査本部よると、吉原さんは地元の暴走族に入っていたとの情報があり、トラブルがなかったか調べている。
調べでは、現場近くにハンマーの柄のような棒が落ちていた。現場周辺には多量の血痕があったほか、吉原さんの遺体が数メートル引きずられた跡があり、捜査本部は犯人が草むらに隠そうとしたとみている。
吉原さんの知り合いの少女の話では、10日夕から吉原さんと携帯電話で連絡が取れなくなった。11日朝に電話を拾った男性が出たため、少女は電話が落ちていた現場周辺で吉原さんを捜し、遺体を見つけたという。